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容積率とは?【不動産知識】

2021/04/08


以前ご紹介した建ぺい率とは別にもう一つ「建築可能な建物の大きさ」に関する制限に「容積率」という制限があります。

今回は「容積率」についてお伝えしていきます!

 

「建物の延べ面積(延床面積)の敷地面積に対する割合」です!

例えば100㎡の土地で容積率が80%の場合は延床面積80㎡までの建物を建築することが出来ます。

 

容積率の上限は都市計画にて定められている容積率と前面道路による容積率のうち、どちらか厳しい方の容積率が適用されます。

□前面の道路が12メートル未満の場合、以下の計算式にて容積率を求めます。

計算式:前面道路の幅x0.4(または0.6)×100

道路の幅に「0.4(40%)」または「0.6(60%)」を掛けた数値が容積率の上限です。

※0.4%は住居系の用途地域の場合、0.6%はその他の用途地域の場合です。

都市計画で定められた容積率が200%だとしても前面道路の幅が4mの場合は4×0.4×100=160%となりますので厳しい方の160%が適用されます。

角地の場合は幅が広い方の道路の幅員を使って計算する事ができます!

 

その他に下記のような緩和処置等もございます!

〇「一定の条件を満たす地下室は延床面積面積の1/3まで」は容積率の計算に算入されない。

〇「一定の条件を満たす自動車車庫や自転車の駐輪場は延べ床面積の1/5まで」は容積率の計算に算入されない。

幅員15m以上の道路(特定道路)から分岐した道路に接する前面道路で幅員が6m以上12m未満、特定道路までの距離が70m以内の土地の容積率を緩和する特例

 

今回ご紹介した容積率と同様に建築可能な建物の大きさに関する制限「建ぺい率」についての記事も宜しければご覧ください!

建ぺい率とは?【不動産知識】 | 札幌市及び札幌近郊の不動産売買【株式会社きたいち不動産販売】 (kitaichi-fudousan.co.jp)